2005年11月22日

愛しさの種類(42歳)

今日も俺はマルチェロ’兄貴とデートに出かける。
俺から別れを告げた願いの丘にも何度も足を運んだ。

時が経ったというのにあの頃と何も変わらない場所

この場所で俺はあの日兄貴に別れを告げた。
自分で決めた事とはいえ辛くて悲しくて、ここに来る事もできなかった。

「桃味?」

暫し放心状態になってしまったらしい俺を兄貴が心配そうに見つめる。
俺はこの人が好き。
結婚を考えて、それが叶わなかった後も諦めきれない程に好きだった。
…あの頃と変わらない筈だったのに…。

「何でもない!」
幼い頃と同じ、やっぱり俺にとってマルチェロ’兄貴は大切な人だよ。

だけど離れた時間は長かった。
その間に二人とも、違う時間を過ごし違うものを見て違うものに触れて
兄貴にも俺ではない、誰か大切な人ができた…のだと思う。
それが誰かは俺には分からないけれど。
知りたいとは思わない。それは嫉妬心から来るものじゃなくて
その人が同じように兄貴を好いていてくれるならいいな、ってそれだけ思った。
そう思えば安心した俺がいた。
だってそんな人がいるのなら兄貴はきっと幸せなんじゃないかって思うから。



もう1度重なったとしても、重なったように見えても
あの頃と全く同じにはなれない。
だけどそれは不幸なことなんかじゃない。

俺がもう1度マルチェロ’兄貴と恋人になる事を望んだのは
ゆっくりとこうして会って話がしたかったのかな。

寄りかかると受け止めてくれた。
やっぱり兄貴の傍は居心地がよくて安心できる。
…安心か。
やっぱり違うんだな。
安心よりも抑えきれない感情というか、もっと激しいものが
あの頃はあった気がする。
どっちがいいかなんて俺には分からないよ。



寄りかかって手を繋いで。
今の俺はこれ以上を望まない
誰に遠慮しているわけでも過去に負い目を感じているわけでもない
ただあなたの近くにいたいだけなんだ。

それが世に言う恋とは違ったとしても
あなたを想う気持ちは本物です。




’さんこんな解釈で書いちゃって宜しかったでしょうか(汗)
こちら側の勝手な捏造ですので。これはなーと思われれば
もう全然遠慮なくご指摘ください。
posted by くくーる桃味 at 18:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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